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とまと
今月の旬食・とまと
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塩トマト太陽の子・ロイヤルセレブ 熊本県八代産
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  • 今月の旬食

    とまと

    瑞々しい とまと

    とまとはナス科トマト属の1年生果菜で、原産地はアンデスの高地といわれています。とまとは16世紀にジャガイモと共にヨーロッパに渡りました。当時は毒を持っていると思われていたため観賞用でしたが、19世紀に食用として広く栽培が始まりました。とまとは世界中に数え切れないほど何千種類とあり、国内で栽培されているだけでも数え切れないほどです。国内での代表的なとまとの産地は、高い糖度を持つ塩トマトが有名な熊本県、低湿度で涼しい好環境の北海道、幅広いオリジナル品種が見られる茨城県などがあります。

  • とまとの主要産地
  • とまとのおすすめポイント

    とまとの栄養素

    とまとはビタミンAになるβ-カロテンを多く含んでいます。これは抗発ガン作用や免疫賦活作用、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持に効果があるといわれています。とまとの赤い色の元はリコピンといわれる色素です。リコピンにはβ-カロテンやビタミンEの何倍もの活性酸素を減らす働きがあります。

  • とまとのおすすめポイント

    美味しいとまとの選び方

    とまとは丸みがありツルっとしていて重みを感じるものを選びましょう。お尻の先から上のヘタに向かって何筋も放射線状に筋が見えるものは糖度が上がっている証拠です。産地や栽培方法、品種で味がかなり異なります。一度食べて美味しかったらとまとの産地や栽培方法を記録しておくのもおすすめです。

  • とまとのおすすめポイント

    とまとの保存方法

    緑色の部分が残っている完熟していないとまとは室温においておき、追熟させて全体が赤くなるのを待ちましょう。完熟してヘタの付け根まで真っ赤なとまとは、ビニールやポリの袋に入れるか、ぴったりとラップをして、冷蔵庫の野菜室にお尻が潰れないようヘタを下にして保存します。

  • 出荷カレンダー

    出荷カレンダー

    4月の中旬あたりから、春作とまとの出荷に関するニュースが全国各地から伝えられています。今年のとまとは、冬期の天候の良さもあって順調に生育しており、一般的に味や玉太りは上々であると言えます。さらに、農林水産省が4月23日に発表した「食品価格動向調査(野菜)」の調査結果によると、とまとの価格は前年比で93%。若干ですがお求めやすい値段で市場に出回っているようです。

  • ウェザーニュース長期予報

    ウェザーニュース長期予報

    3月までの天候は「暖冬傾向」で気温が高めとなり日照や降水量は平年並となっていました。4月の前半ですが、とまとの生産地は、日照が多く、降水量は少なめで、とまとの生長には良い条件だったようです。4月の後半も天気は周期変化しながら、晴れる日が多そう。5月は各地ともに、十分な日照と気温を期待できそうです。6月は、生産地の熊本、茨城はだんだんと梅雨空となります。梅雨のない北海道は旬の本番に入ります。北海道は日本海側ほど日差しが多く、とまとの生育には好条件となりそうです。

  • 特産地の日照時間「九州,茨城,北海道」

    特産地の降水量

    とまとの原産地はアンデスの高地と言われています。実際、とまとは高温多湿を好みません。最も重要と言われているのは、日照時間です。「熊本」を見てみると、平年比が大きく違っています。気温は平年より高くなっています。「茨城」の平年差は、月によって多少の違いはあるものの、3月からは十分な日照時間となっています。気温は軒並み平年以上となっています。「北海道」は、日照も気温もほぼ平年並と安定した天候でした。

  • 特産地の降水量「九州,茨城,北海道」

    特産地の平均気温

    とまとの味は、降水量によって大きく左右されます。栽培方法として、水や肥料をおさえてアンデス本来の気候風土に近い環境を作ります。そうすると根をしっかりとはり、とまと本来の濃厚な味に仕上がります。「熊本」は、12月、2月に平年以上となりましたが、それ以外は平年並の降水量となっています。「茨城」は、2、3月はだいぶ平年に近くなりましたが、昨年から降水量が少ない状態が続いています。「北海道」は、さらに降水量が少なく、とまとの味により一層期待が持てる条件となっています。

とまと
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