旬食予報

まぐろ
今月の旬食・まぐろ
COPYRIGHT (C) 2022 SHUNSHOKUYOHO
  • 今月の旬食

    まぐろ

    日本人にこよなく愛されている魚といえばまぐろ。1年中スーパーでみかけるまぐろですが、メバチマグロやキハダマグロなどさまざまな種類が存在し、世界中の海に生息しています。旬の時期は種類や漁獲される場所によってさまざまです。中でもマグロの王様と称され、刺身や寿司のネタとして好まれる本マグロの場合、日本近海で漁獲されるものの旬は12~2月の冬。スーパーなどで販売している魚にはそれぞれ産地が記載されていますが、まぐろは回遊魚のため、表示される産地は魚を漁獲した場所、もしくは水揚げされた場所を表示します。例えば、春頃に漁獲される本マグロは東シナ海で獲られることが多く、日本船が漁獲した場合は国産に、外国船が漁獲した場合は外国産として表示されます。

  • 主要産地
  • 美味しいまぐろの選び方

    美味しいまぐろの選び方

    スーパーなどでパック詰めされているまぐろのサクを購入する場合、蛍光灯から離れたところでチェックし、赤身が強く透明で艶のあるものを選びましょう。サクの角が尖っているものは鮮度が良い証です。赤身を横から見て縦に筋の入っているものは筋がなく、口当たりが良いポイント。ドリップが出ていない、血栓のないまぐろを選ぶのも重要です。

  • まぐろの保存方法

    まぐろの保存方法

    まぐろの刺身は傷みやすく、味も落ちるので、基本的に買ってきたその日のうちに食べ切るのがベター。余った刺身を翌日に持ち越しする場合は、即座に漬けにすることをおすすめします。醤油、みりん、酒を混ぜ合わせた調味液に刺身を漬けることで、冷蔵庫で1~2日ほど持ち、違った味わいを楽しめます。アボガドなどと合わせ丼ぶりにしてみるのはいかがでしょう。また、漬けにすることで、2週間ほどの冷凍保存も可能になります。

  • まぐろの栄養素と効果

    まぐろの栄養素と効果

    まぐろの赤身には筋肉や皮膚、髪など身体をつくる良質なたんぱく質が豊富です。また、脂肪の酸化を防ぐ働きを持つセレンという栄養素も含まれています。トロには、血液中の中性脂肪を減らす効果が期待させるEPAが。ビタミンA・D・E、DHAは赤身よりも多く含まれていますが、カロリーは赤身の約3倍あるので食べ過ぎには注意しましょう。

  • 今年のまぐろの出荷情報

    今年のまぐろの出荷情報

    例年通り以上の水揚げが期待できる条件でありながら、餌や燃油コストの高騰によって漁に出ると出費が膨らむことから、市場に出回っているまぐろの量が少ないため、価格は上昇傾向です。さらに円安の影響で、輸入のまぐろの価格も上昇傾向となっています。今年は機会は若干減るかもしれませんが、これまでと変わらない脂の乗り切ったまぐろの美味しさを、是非お楽しみください。

  • ウェザーニュース長期予報

    ウェザーニュース長期予報

    冬もラニーニャ現象が続く可能性が高く、西日本を中心に寒気の流れ込みやすい時期があります。このため、今冬の気温は平年並~低めの予想です。12月はクリスマス寒波・年末寒波に注意。雪は日本海側が中心ですが、太平洋側の特産地でも吹き荒れる強風に注意が必要です。1月は冬型の気圧配置が特に強まりやすく、特産地がある太平洋側では平年より冬晴れの日が多くなる見込み。ただ、冬型が一時的に緩むタイミングでは南岸低気圧の接近の可能性があり、太平洋側でも雪に油断できません。2月前半までは冬型で晴れる日が多いですが、2月後半以降は天気が周期変化。南岸低気圧の動向に注意が必要です。

  • 「静岡・宮城・宮崎」特産地の気温(平年差)

    「静岡・宮城・宮崎」特産地の気温(平年差)

    7月~9月前半まで日射量が多く、平年よりも風が弱かったことで、各特産地で気温が平年よりも高くなりました。9月以降は、台風や前線の影響で気温は低めでしたが、海水温は平年並み~高めで推移し、マグロの生育に大きな影響はありませんでした。

  • 「静岡・宮城・宮崎」特産地近海の海水温情報

    「静岡・宮城・宮崎」特産地近海の海水温情報

    三陸沖では、下層の暖水の影響で海面水温が平年より高く(G)、一方で、静岡県近海では、黒潮の蛇行により海面水温が平年より低いエリア(F)と高いエリア(G)が混在しています。宮崎県は平年並みとなっています。まぐろは、種類によって適水温が様々で、エリア・水深を変えながら回遊します。冬が旬の「クロマグロ(本マグロ)」は、15~20℃が適水温。右図の「緑色~黄色」の広い範囲で生息しています。

まぐろ
まぐろ
まぐろ
まぐろ

その他の旬食素材

  • キャベツ
  • セロリ
  • 水菜
  • シークワーサー
  • かき
  • ヤリイカ

旬食予報アーカイブ