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春キャベツ
今月の旬食・春キャベツ
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    春キャベツ

    キャベツはアブラナ科の野菜。日本で親しまれている品種は、13世紀頃のイタリアで品種改良されたという説が有力です。その後、18世紀頃にアメリカに渡り、肉厚な葉のキャベツが栽培されるようになりました。日本に渡ったのは幕末の頃になります。店頭に出回るキャベツは大きく分けて2種類。水分を含んで柔らかい春キャベツと、葉が密集し楕円形をしている冬キャベツです。この2種類は品種が異なり、春キャベツは3〜5月頃、冬キャベツは1〜3月頃が旬になります。また、冬キャベツを改良した夏キャベツもあります。キャベツは涼しい気候を好むため、冬キャベツは愛知県、春キャベツは千葉県、夏キャベツは群馬県などで作られます。

  • 主要産地
  • 春キャベツのおすすめポイント

    おいしい春キャベツの選び方

    春キャベツは葉が柔らかく、ふんわりした食感が特徴。この食感が活きるよう葉の巻きが緩いものを選びましょう。また、色は鮮やかな緑で、ハリツヤのあるものがベスト。切り口が見える場合は芯が小さいものがおすすめです。冬キャベツの場合、春キャベツとは逆で巻がしっかりとした葉の詰まったものを選んでください。

  • 春キャベツのおすすめポイント

    春キャベツの保存方法

    カットしたキャベツは切り口から痛みやすいため、切り口が空気に触れないようにしましょう。玉の場合はスーパーの袋などに入れ、袋の口をゆるく縛った状態で冷蔵庫に保存を。芯の部分をくり抜き、キッチンペーパーなどを濡らしたものを詰めると更に日持ちします。冷凍保存は下茹でしてから冷凍庫へ入れましょう。

  • 春キャベツのおすすめポイント

    春キャベツの栄養価と効果

    春キャベツには豊富なミネラル、アミノ酸をはじめ、コラーゲンの生成に役立つビタミンC、肝臓内の脂肪分解を促進するビタミンUを多く含むのが特徴です。別名キャベジンと呼ばれるビタミンUは、過剰な胃酸を抑え、胃粘膜の保護・修復をする効果があるため、脂っこいメニューに合わせるのがおすすめです。

  • 出荷カレンダー

    出荷カレンダー

    暖冬と適度な降雨から、今年の春キャベツは順調な生育となっています。前年を上回る出荷量となる見込みです。また、味の方も良好で、甘みがあって柔らかい食感が食卓で楽しめそうです。春らしく、フレッシュで色鮮やかなサラダなどでお楽しみください。

  • ウェザーニュース長期予報

    ウェザーニュース長期予報

    春キャベツの生育に関係ある9月以降は、平年を上回る気温が続きました。そのため、キャベツは順調に育ちました。冬も暖冬となり、4月までは平年よりも気温が高めの予想となります。天気はこの季節らしく、晴れと雨を交互に繰り返す「周期変化」となりそうです。降水量は平年並みの予想です。

  • 特産地の日照時間(平年比)「千葉・神奈川・愛知」

    特産地の日照時間(平年比)「千葉・神奈川・愛知」

    春キャベツは夏の終わりに、種植え、植え付けを行います。その頃は、平年よりも日照時間が長い日が多く、平均気温も高く、順調に生育できる条件が整いました。年明けも、2月以降は日照時間が長く、暖冬ということで気温も高く、生育が進みました。前年を上回る出荷量が期待されます。

  • 特産地の降水量(平年比)「千葉・神奈川・愛知」

    特産地の降水量(平年比)「千葉・神奈川・愛知」

    2019年秋は、台風により降水量が平年よりとても多くなりましたが、特産地に大きな影響はありませんでした。その後は、適度な降水が続き順調な生育となりました。春キャベツは、水分を多く含み、柔らかい食感が特徴です。この先の出荷の時期も、降水量は平年並みとなる予想ですので、美味しい旬となりそうです。

春キャベツ
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